第三通の続き [手紙]

 ところで、『BURRN!』の編集長は相当の覚悟をしてるみたいですね。《今月聴きまくる曲》のリスト!まあ〈曲芸〉なんてのも有るから〈曲=音楽〉とは限らないけどね。私も真似して“ヘンなもの”を聴いてみようと思ったら、娘が流行りのXmasソングやらジュリアナだとか何だとかゴッソリ借りて「時間が無いから録っといてくれる?」なんて言うのでそれを聴けばイイかげん“ヘンなもの”だろうと(!?)私は真面目に、ビル・ヘイリーとか借りました。

 何とまあ、これが彼の有名な“ロック・アラウンド・ザ・クロック”でございますかあ…私が中学の頃日所茶飯事に聴いてた音楽じゃござんせんか!最っと画期的なものを想像していたので、いささかショックでした。〈全米の若者に受け入れられ、直ぐさまイギリスに渡った!〉とか騒ぐ程のもんじゃない。おそらく“音楽”よりも“服装”とか演奏してる時のスタイルが「カッコイイ!」ってヤツだったんじゃないかなあ。プレスリーも多分にそうだしね。歌じゃないけどジェームズ・ディーンなんかも。日本でも今だに「ロック演ってる」とか言うと“音楽性”よりも格好とかに考えが行っちゃうでしょ?

 私は、そんな大人に是非《コンサート・ホール》でHM/HRの曲を聴いて貰いたいと思ってるんですけど、でも“大人”に理解されちゃうとROCK本来の意味が無くなっちゃうしね!アクセルの言葉じゃないけど「ロックンロールを理解してない人には分からないことだけど」なんてのが良いね。

 私が今まで聴いた中で、それまでの音楽からは考えられないものが突然現れたのは、LED ZEPPELINだったのですが、1965年~1970年あたりの音楽シーンはゴチャゴチャで何から手をつけて良いか解らない。深民淳氏の『ルーツ・オブ・ブリティッシュ・ロック』を読んだら増々ゴチャゴチャになっちゃったので見て見ぬ振りをしていますが、その辺りを知ってたら教えて下さい。私の“変な表”が当たっていればそろそろ第2のツェッペリンが出て来る頃なんです。

 そう言った意味でも、ジミー・ペイジカヴァデールのプロジェクトのアルバムが待ち遠しいんですが、カヴァデールは《根っからのブルーズ・マン》らしくアルバム制作の度に悲しい出来事が有るようです。今回も母親を亡くされたみたいですしね……

 そのWHITESNAKEを書き込んだ小説が、北中正和氏の『ロックが聴こえる本105』の中には無いんです。HM/HRは除外しているのかな、と思ったら、VAN HALENとかLED ZEPPELINも栗本薫著の『ぼくらの時代』が紹介されてるんです。クヤシイから何か書きたかったけど単純なBGMにはしたくないし、

〈カーステレオからウーハーを効かせたカヴァデールの歌声が流れて来た〉

 なんてのサエないでしょ!『ぼくらの~』とか『青春デンデケ~』みたいに、青春の1ページを色彩った的なのも嫌だし、正面から取り組んだら発行禁止のエロ本と一緒クタにされそうだし!

 で、私の能力では物語と並行させるしか出来なかった。まるでマドンナのSM音楽みたいです。デス・メタルは演奏してる本人が直接踏み潰されちゃってる感じがしますけど(!?)。マドンナの新曲はSMの場面らしきものに直接係わってはいないし、無視してるのとも違う。全く異次元のものが同時に流れてるって感じがしませんか?彼女は時代を“半歩”先取りするカンが優れていて、それがヒットの基だそうですが、それを考えると私の『FUSION』なんて《21世紀文学》かも知れないゾ!(と、筆力・能力不足を慰める……)

 それにしても『FUSION』を何とか“もの”にしたいとは思ってるんですが……書き込んだアーティストの略歴とかを一覧表にしたいと思ってるんですけど、これがまたメンドーで!

 頭の中を整理しようと《音楽》の部分を1ヶ所にまとめてみましたが、本来はアチコチに散らばっていたので、今度は再び何処に散らばすか?ってのも悩みのタネです。ワープロは印字ヘッドを交換しただけで何にも直してなかったらしく、10枚ぐらいプリントしたらインクリボンがボロボロ!NECもボーナスが季節に合わせた“クーラー”の現物支給なんて陰口を叩かれてたから、修理なんて良い加減なのかも知れない。あ、生さんの周りにNEC関係の人が居たらゴメンなさい。私のメイが本社に居るけど!

 で、また修理に出さなきゃならないので手がつけられない。もう止めろってことかな!?

 これは【あとがき】に書いてあるんですけど、私の“孫”に贈ろうと書いているものなのですが、現在語のチェックを頼んだら「時給500円」とか請求して、あとは逃げちゃった2人のガキのガキが、果たしてどうでしょ!

 『FUSION』の基本は《宇宙の起源・課程》です。

陽子P(〇) 中性子n(●) ラムダ粒子Λ(・)=電子

核融合.jpg

 この素子がBig Bangか何かのショックを受けて1秒後に、核融合反応が起き、膨張を始める。10分後に、ヘリウム原子核(p+n-=n+)になり10万年後に中性子気体となって宇宙は“晴れ上がり”という、光を通過させて見通しが利く世界となる。100億年後に銀河系などが出来て、150億年後が現在って訳ですが、星の内部では未だ核融合がおこなわれていて最終的に3種類のものになる。

  1. 白色わい星……収縮してそのまま
  2. 普通の星……Big Bangをおこして次の素子に影響を与える
  3. ブラックホール……収縮が強すぎて“爆縮”、つまり中心に向かって全てを飲み込んでしまう。

 この課程は、昨年『英国科学実験講座』が日本で開かれてテーマとなったので、TVや本などでも盛んに騒がれたし、学校で習って知識としては知ってると思います。

 これを、大ざっぱな起承転結にして、筆力不足を補う新聞記事との関係から5章に分け、人間の恋愛小説にした、かったのですが!

 陽子=弘子 中性子=悠 ラムダ粒子=周りの人達

そして、〈核融合を始める瞬間=出会いの瞬間〉

     〈ヘリウム原子核=ジャズの店〉

     〈中性子気体=小高い山へ行った時〉

     〈銀河系が出来る=牧場へ行った時〉

     〈地球の誕生=別のジャズの店〉

     〈巨星になる=海での出来事〉

     〈ビッグ・バン=山での情景〉

     〈中性子星=ラストシーン〉

になって、いる筈なのですが……どうも違ってる気がする!

 この《宇宙の起源・課程》は知れば知る程、全てのものに当てはまることが解ってボーゼンとしました。人が産まれ、様々な出来事があって死んで、また産まれ。音楽も1つのスタイルが出来、流行ってスタれてまた出来て……

 先日ある方から、《悟り》というものは修行の後に得られるものではなく、悟ろうと思った瞬間(出会いとか出合いとか)であって、あとはそれに対して修行して最終的に、それを《顕著にした》って事だという話を聞きました。この課程もまた同じだと思いませんか?

 一度“核融合”が始まると止めることが出来ない。次々融合を繰り返して様々な物質を作り出して行く。何が何と融合するかなんて皆目見当がつかないから面白い!そして最終的に“何になるか”。

 人間の場合は、ある程度《理性》でそれが調節出来ますから、次の世代に良い影響を与えるものになりたいですね。

 ってのが『FUSION』の全テーマです。


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